SODA
窓辺に 揺らいだ 心地よい 初夏の音
冷たい 氷を たしなむ 素足で
時に 横切る声 繰り返し響く
はりつめた糸 断ち切れるように
幼く甘い涙 ひとしずく
踏みしだいだ夢を 探すように
にじんだ空に 手をかざす
呼吸までも 忘れるくらい
立ち込める 初夏の音が
今もなお 想い出す
そっと 溶け込んだ記憶
さえずる 深緑 ささいな 葉洩れ日
渇いた 喉を 伝るは 切ない 懐かしさ
凛と鳴り響く 風の行く先は
この部屋をたちまち 取り囲んで
忘れかけてた あの眼差しを
ふと追い掛けて いつの間にか この頬打つ
冷たい水が 生ぬるい風にさらされる
初夏の音
今もなお 想い出す
そっと 溶け込んだ記憶
すくう先から こぼれる 懐かしい日に
何故か 立ちどまってみたり 気付いたり
初夏の音 記憶